リフォームと増築や改築の違いについて
リフォームをしたいと考えている方には、リフォームと増築や改築の違いについて知っていただくと良いと思いますので、ここで少し説明します。まずリフォームという言葉は、以前まではあまり浸透されていない言葉でしたので、増築や改築という言葉を使って、より細かく分類されるような言葉を使っていました。
最近では、増築や改築も含めたことをリフォームというようになっているようですから、その部分の違いを知って、言葉を使っていただくと、自分の希望を言うのには伝わりやすいでしょう。増築は住んでいる部分の床面積を増やしていただくことを言いますので、さらに住まいの部分を増やしたいといった時には使っていただくと、希望が伝わりやすくなると思いますし、スムーズに話し合っていただけます。改築については、床面積は変わらないままに変えていただくことを言いますので、この両方の言葉の意味を知ってもらうようにしますと、よりうまく相談することができるでしょう。
リフォームは最近のトレンドでたくさんの会社がありますから、どの会社を選んでいただくかで、完成の形が全く違うこともありますから、いろんな会社のいろんな特徴、デザインや得意なことを知って、選択の幅を広げましょう。いろんな会社を紹介してくれるインターネットdwの紹介サイトもありますから、時間のある時に見るようにすると為になる思います。いろんな情報を活用して決めていただくことが必要になってくると思いますから、チラシなどの情報も見逃さずによくチェックすると、お得なことが載っていることもありますので良いと思います。
家づくりをこだわる方が増えるにつれて、様々な会社が増えてきていますので、まさに今検討することはベストなタイミングと言っても良いでしょう。増築や改築について、少しでも興味のある方は、一度メールや電話でコンタクトをとって、相談してもらうことや、リフォームの費用の見積もりをとってみることをオススメさせていただきたいと思います。
増築を伴ったリフォームの耐震性能
リフォームと同時に一部の部屋を大きくしたいと言う希望を持つことがありますが、壁や構造体を取り壊すことで、強度不足や耐震性能の問題を解決する必要があります。木造住宅の場合、構造体を除けば壁量が耐震性能に大きく影響してきます。一般に増築時には壁を取り壊す必要がありますし、既存の構造体へ増築部分を接続するために改築工事が必要になってきます。特に筋交いの入った体力壁が減ってしまうと著しく強度が不足しますので、木造二階建住宅でも構造計算をする必要が出てくるのです。
木造住宅の場合には、部分的な壁量だけではなく全体的な壁量のバランスが重要な意味を持っています。一部分だけ強度が不足すると、地震などの大きな力が弱い部分に集中し、倒壊の危険性が増してしまうのです。ですから改築を伴うリフォームの場合には、耐震性能や強度の面をプロの視点からしっかりと確認する必要が出てくるのです。またリフォームであっても、増築や改築を伴う場合には法律の基準に適合させる必要が出てきますので、経験豊富な業者を選ぶ必要があります。
リフォームと同時に増築や改築を行う場合、建物の構造によって耐震性能や難易度が変ってきます。鉄筋コンクリート造の場合、既存の構造体に手を加えると強度が落ちてしまうため、面積を増やすことは簡単にはいかないのです。一般的にはエキスパンジョイントによって行われることが多く、完全に一体化した建物と言うイメージではなくなってしまいます。またハウスメーカーが得意とする鉄骨軸組工法や、ツーバーフォーと呼ばれる枠組壁工法では、構造体に手を加えて増築や改築を行うことが極めて難しいと言えます。この場合には建築した業者に依頼する必要があり、コスト面の負担が大きくなると言えます。
改修工事が簡単にできるのは、従来から広く採用されている在来工法で建てられた木造住宅が該当します。自由度の高い設計プランが可能となり、さらに将来的なリフォームやリノベーションにも対応しやすい点が大きなメリットとなります。ですから住宅の新築時には、耐震性能の他にも将来的な大規模改修を想定したプランにする必要があるのです。