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どこにリフォーム工事を頼めばいいの?リフォーム業者選びのポイント
リフォームをしようと思ったら誰もが最初に気になることのひとつが、どこにリフォームを依頼するかということですよね。
実際に、とにかく良いリフォーム業者を紹介してくださいと相談されることがたいへん多くあります。
それでは、良い業者というのは一体どんな業者のことを言うのでしょうか。そんなの簡単だと思われるかもしれませんが、実はそう単純なことではないのです。
良い業者とは、リフォーム費用が安くあがる会社でしょうか。確かに費用は安いに越したことはなく、家計にも優しいですよね。
しかし、ただ安ければいいというものでもありません。住み手がリフォーム工事の正確な内容が分からないうちは、リフォームの見積り金額だけを見て、安いから良い業者だと決めることはできないのです。
ポイント
例えばリフォームの材料に質の良いものばかりたくさん使えば、当然費用は高くなります。材料を変更して費用を安くすることはできます。
また、工事を複雑な方法にするか簡単な方法にするか、リフォームの作業の仕方によっても費用は全く異なってきます。リフォームにかかる日数や時間も、費用の差の原因になります。
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リフォーム業者を選ぶ基準はコストや費用以外にもある
では、住み手のどんな要望でも、
と、全て引き受けてくれるリフォーム業者はどうでしょう。住み手から見れば、何でも引き受けてくれるのはとても気持ちの良いことでしょう。
最近では、リフォーム専門業者においても営業マンがいて、契約後に仕事を工務に引き継ぐ仕組みを取る会社が多くなっています。そのような業者の場合に注意すべきことがあります。
営業マンが何でもできますよと言って引き受けたにも関わらず、契約後に現場を担当する工務がそれは聞いていないと言うことが、しばしば起こるのです。
リフォームは新築に比べて、実際には施工できない工事もあったり、できたとしても、とても費用が高くなったりする工事があります。
そのため、調子良く「何でもできる」と引き受けて失敗したり、途中で投げ出したりするリフォーム業者よりも、工事のできるできないをはっきりと正直に言ってくれるリフォーム業者の方が、良い業者と言えるのではないでしょうか。
ポイント
費用を払って住まいの点検、すなわち健康診断をしてもらいましょう。その点検作業の様子で、リフォーム業者の仕事への姿勢や誠実さをチェックすることができるからです。
住宅リフォームの施工業者の現場や住み手への姿勢を確認する
良い業者とは
ユーザーである住み手の希望をよくヒアリングして、一緒になって快適な暮らしを真剣に考え、いろいろなリフォームの方法を誠実に検討してくれる業者と言えます。
お互いの会話がきちんと成り立つかどうかも大切な要素です。お互いの言葉をきちんと受け止められず、円滑なコミュニケーションが取れない業者には、リフォームの依頼を控えた方がいいでしょう。
これは、リフォーム業者で働く「人」の問題です。リフォームを依頼する業者が、会社全体として信頼がおけるなら、担当する営業マンや工務を交代してもらうという方法もあります。
もし担当を変更しても以前とあまり変わらない対応で、コミュニケーションがうまくいかない場合は、他のリフォーム業者に依頼する方が良いと言えます。
また、可能であれば、リフォームを依頼する予定の業者がこれまでにリフォームした他の家を見せてもらい、その住み手に直接意見を聞くのも良い方法です。
なかなか実現しづらいかもしれませんが、リフォーム業者を通してお客様の声を聞くのではなく、業者が席を外した状態で、住み手同士で率直な話を聞かせてもらうことが大切です。
そのリフォーム業者が丁寧な仕事をしているか、雑な仕事をしているかは、専門知識がなくても実際にリフォームの現場を見ればよく理解できます。リフォーム業者選びのポイントとして、その業者がたずさわった現場を見ることは重要なポイントといえるでしょう。
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図面や現場をもとにリフォームの見積もりをもらう
リフォームをする時に最も気になるのは、費用がいくらかかるかということですよね。
リフォームの相談をして見積書を出してもらったら、その見積りをしたリフォーム業者に工事を依頼しなければならないという気持ちになってしまうため、見積もり依頼を電話で済ませてしまうことが起こるのです。
例えば
と電話で相談した場合、本来であれば、現場を見ないままそのような質問には答えられないはずです。それにも関わらず、簡単に
とまるで親切であるかのように業者が答えてしまうケースも多いのです。
部屋をひとつ増築すると一口に言っても、1階の空いたスペースに増築するのと、2階に増築をするのとでは、全く状況が異なります。
また、増築してつながる場所の壁に、押入れや床の間・キッチンなどが存在する場合と、ただの壁だけがある場合では、増築費用が全然違います。
ポイント
つまりリフォームの見積もりは、すべて現場の状況次第でスタートが違うのです。これはとても大切なポイントです。
例えば、狭い部屋を広くしたい場合に通し柱があったり、筋交いのある壁などがあれば、建物の構造に関わるため、壁を簡単に取り払うことはできません。
リフォームは新築と異なり、既存の住まいの状況をベースとして計画する必要があります。そのため、やりたくてもできない工事もたくさんあるのです。
ポイント
住み手の考えだけでリフォーム計画を決めるのではなく、既存の住まいの図面を準備して、構造などの面から専門家にしっかりと判断してもらうことが重要です。
できればリフォームをする時には、実際の現場を専門家に見てもらってリフォーム内容の相談をしましょう。
現場を見てもらって相談をすると言うと、相談したその業者に必ずリフォームを頼まなければならないと思い込み、躊躇する人も多いようです。
しかし、あくまでもこれはビジネスです。相談をしてしまったら、そのリフォーム業者とのやり取りを中止できないということはないのです。
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住み手の希望を住宅リフォーム業者にきちんと伝える
ただし、ここで忘れないでおきたいのは、家のリフォーム工事の依頼をするのは住み手本人だということです。リフォームにおける希望は、きちんと業者に伝えましょう。
リフォームの希望条件は、工事がスタートする前にできるだけ早く伝えることが必要です。
また、いくら希望を述べても、リフォーム業者の提案するプランにその希望が反映されていない場合や、何度も図面の提案をされるが住み手の言い分が全く配慮されていない場合もあるでしょう。
そのような時は、工事依頼の中止も含め、業者に意思表示を早くはっきりとすることが大切です。
本当はリフォームを頼むのをやめたいのに、その意思を伝えず、ずるずると計画だけが延びていくことは、リフォーム業者に対しても失礼にあたることです。
このように、住宅リフォームをする時は、リフォーム希望部分を実際に見てもらい相談することが最も理想的です。
少なくとも、建物の図面など具体的な資料をそろえてリフォーム希望部分を説明しないと、意思が正確に伝わりづらくなります。
図面を共通のものさしとして、リフォームの相談をする側の住み手と、相談される側の業者が、円滑に話をできるのです。
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住み手とリフォーム業者の信頼関係が良い結果を生む
体験談
ご依頼主様の家は、玄関ドアの上に屋根(軒)が出ていません。
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そのため雨が降った日は、ドアを開けると同時に傘を開かないと、びしょ濡れになってしまいます。
外から家の中に入る時はさらに不便で、荷物を持っている時や訪問客にとっても、雨の日はたいへん困ってしまう玄関です。
◆
ご依頼主様のお家では、
と家族全員が考えていました。
そこで、あるリフォームの専門業者に相談したところ、
と提案されました。
しかし、グリーンルームまで増設すると、リフォームの費用がかなり上がってしまいます。また、せっかくスッキリとした総二階の外観デザインが崩れてしまうのです。
◆
そこでさまざまな検討をした結果、リフォーム業者から面白いアイデアの提案がありました。
それは、玄関の前に屋根をつければ全ての問題が解決するのだから、アルミのフレームとプラスチックの板で、柔らかいカーブを描いた屋根を付ければどうだろうかということです。
駐車場用の部材を活かして、玄関ポーチを作ってみることになりました。
まず初めに、寸法のぴったり合う部材があるかどうか調べることから始まり、ちょうど車1台分の部材で、屋根作りにぴったりの寸法の部材があることがわかりました。
◆
しかし、玄関から門の所までは車1台分もの長さが必要ないことがわかりました。
プラスチックの板が4枚で車1台分となりますが、必要なのはプラスチック板3枚分でした。
ただ、問題はポーチの高さです。駐車場の柱は意外に高さが低く、ご依頼主様邸の玄関ドアの高さに対して、部材が低すぎるのです。
そこで柱だけは、駐車場ではなくベランダの柱を使うことにして寸法を調べてみると、玄関の高さとちょうどぴったり合いました。
◆
当日運ばれてきた材料は、薄い紫のプラスチック板で、とてもロマンチックで素敵なイメージの玄関ポーチが完成しました。
それ以来、門柱に取り付けた郵便ポストまで、雨が降っても傘をささずに郵便物を取りに行けるようになりました。
雨の日が何とも楽しくなったとの感想も生まれました。
◆
リフォームで新設した玄関屋根には樋もついているため、雨じまいが良く、なかなか機能的です。
けれども私は、周辺に枝を広げる桜の木の花びらや枯葉が、プラスチック板の上に付着するのが心配だったため、柄の長いをほうきをF様にプレゼントしました。これはとても役に立ったと感謝していただきました。
◆
できればリフォーム業者に、このような配慮があるといいですね。
ほうきのプレゼントまでしなくても、こんな掃除道具もあるとアドバイスをすることが大切です。住み手側も、自宅のお手入れの仕方はリフォーム業者に聞いておきたいところです。
この例は、リフォームを相談した業者からの提案を家族全員でじっくりと検討し、意見をひとつにまとめたことが良かった例です。
何よりも、リフォーム業者を信用して玄関ドアの増設を実行したことが素晴らしいですね。
このように、リフォーム工事にGOサインを出す時には、住み手とリフォーム業者がお互いに信頼し合うことがとても大切なのです。