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リフォームのアイデア

リフォームでもう1部屋欲しい時のポイント(その2)

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リフォーム、部屋、増築

 

「子供が大きくなってきたからもう1部屋増やすことを検討している」
「個室が欲しいと言っているので増築しようと考えている」

など、部屋を増やすためにリフォームをする家庭は少なくありません。

しかし、増築となるとリフォーム費用は高いですし、必ずしも子供や家族にとってプラスになるとは限らないため注意が必要です。

そこで今回は、もう1部屋欲しい時のポイントや注意点について紹介しています。

この記事をご覧いただくことで、1部屋増やす意味や目的、効果などについて確認でき、満足のいくリフォームができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.予算を抑えるには増築と同時に減築も考える

 

凝ったつくりの家であれば不満がないというわけではありません。周りからは素敵に見える家でも、住んでいる家族には何かしら不満があるものです。

たとえば、1階にはダイニング・キッチン、寝室、応接間、2階には子供部屋があり、広さも部屋の数も十分な家があったとします。

一見すると素敵な純和風の家なのですが、住んでいる家族は「子供たちとくつろげるスペースがない」という不満をもっています。

子供たちが小さい頃はいいですが、ある程度年齢を重ねると、ダイニング・キッチンで食事をした後、すぐに2階の自分たちの部屋へ戻ってしまうのです。

両親は仕方なく広めの応接間で2人でテレビを見て、寝室で寝るという生活を送っています。

いくら設計の凝った広い家でも、家族の団らん・コミュニケーションがなければ寂しいものです。

そこで、家族が団らん・コミュニケーションがとりやすいように、1階のリフォームをおこなうことにしました。

リフォーム内容としては、1階の応接間を寝室に、それまで寝室だった部屋の壁を取り壊し広めのリビングにするものです。

なぜなら、立派な応接間があっても、頻繁に来客がなければ使いようがないため、広めのリビングがあれば家族で食事後に団らん・コミュニケーションがとりやすくなると考えたためです。

ほとんど使っていない部屋をなくして目的が明確な広めの部屋をつくることで、使い勝手がよくなります。

増築により部屋を増やせますが、同時に不要な部屋を減らすのも考えることで、快適で過ごしやすい空間づくりが可能です。

 

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2.子供部屋の増築は慎重に見積もりを取る

 

子ども、部屋、リフォーム

 

子供部屋の増築を考えている場合は、慎重な対応が大事です。

なぜなら、子供部屋をつくることで家族のコミュニケーションがギクシャクする可能性もありますし、そもそも部屋をつくるまでもないケースもあるためです。

一度リフォームすると元に戻すのは難しいですし、多額のコストがかかります。

大事と考えられている子供部屋こそ、時間をかけてじっくりと考えることが必要です。

 

2-1.子供部屋は「どんな目的でどのようにつくるか」明確にする

家をリフォームしたい理由として多いのが、子供部屋に関するものです。

「子供が大きくなったのでもう1部屋子供部屋を増やしたい」
「受験用に勉強に集中できる個室をつくりたい」
「子供が生まれたから将来的なことも考え子供部屋をつくりたい」

など、さまざまな理由で、子供部屋を増やしたいと考えている家庭は非常に多くあります。

しかし、子供部屋をつくったからといって、必ずしも子供が勉強に集中したり、お利口さんに育つわけではありません。

子供部屋をつくることで、子供がすぐに部屋に閉じこもってしまい、家族のコミュニケーションが減る可能性がありますし、親の目が行き届かない時間が増えるため、何か悪さをする可能性もあります。

そのため、子供部屋をつくる際は、どのような目的でどんなふうにつくるのか、しっかりと考えることが大事です。

「子供が喜ぶから」と、子供部屋にテレビやゲーム、パソコン、タブレットなど、何でも設備を揃えてしまうと、居心地のよい空間ができあがり、子供が閉じこもってしまう恐れがあります。

「本当に子供部屋をつくれば勉強するのか?」

「本当に今のタイミングで子供部屋をつくる必要があるのか?」

「子供が大きくなって家を出たら子供部屋はどうするのか?」

など、じっくりと時間をかけて、子供部屋の有無、リフォーム内容について話し合うようにしましょう。

安易につくってしまうと、子供にも家族にもマイナスなものになりかねません。

 

2-2状況によっては「子供部屋」ではなく「子供コーナー」で対応

子供部屋をつくる要望が出た場合は、その原因を探り、本当に部屋を増築する必要があるのか慎重に考えましょう。

子供部屋をつくりたいという根本的な理由によっては、なにも「部屋」を増築しなくても「コーナー」で対応できるかもしれません。

 

  • 子供が集中して勉強できるコーナー
  • プライバシーが確保できるコーナー
  • 周囲から見られず着替えられるコーナー
  • 1人で趣味に没頭できるコーナー

 

など、現状の子供や家族の不満を解消できるコーナーをつくってしまえば、それで十分な可能性もあります。

コーナーであれば、部屋の増築と違い、低コストで比較的容易につくれるものが多いのも魅力です。

たとえば、リビングやダイニングを仕切って子供が遊べるコーナー、廊下の突き当たり部分に机を置いて簡易的な勉強コーナー、押入れやカウンターキッチンなどを利用したコーナーなど、さまざまな箇所に子供専用のコーナーを設けることが可能です。

ある程度年齢の高い子供であれば、喜ぶことはないかもしれませんが、幼稚園や小学生など、小さい子供であれば喜んでくれますし、十分なスペースではないでしょうか。

自分の子供時代を思い出してみても、小さい頃は豪華さや設備の充実度などは、あまり気にしていなかったはずです。

むしろ、簡易的で手づくり感がある方が、気に入ったりするものです。

子供の年齢や目的、住宅事情にもよりますが、「絶対に子供部屋が必要」とまではいかない場合は、子供コーナーを検討してみてもいいでしょう。

リフォーム費用も大幅に抑えられるため経済的です。

そして、ある程度年齢を重ねた頃に、増築について話し合うといいでしょう。

 

 

3.11部屋ではなく、6畳間を23人部屋にできる

 

リフォーム、部屋、分け合う

 

子供たちが幼稚園や小学校低学年など、小さいうちは個室をつくる必要もなく、コーナーなどで対応ができます。

しかし、子供たちが小学校高学年にでもなれば、一緒の部屋にするのは難しくなってくるでしょう。

特に、男の子と女の子の場合や、子供たちの年齢が離れている場合はなおさらです。

子供たちに1人1つの個室を与えるとなると、それなりの住宅の広さや予算が必要であるため、どの家庭でも対応できるというわけではありません。

そういう場合は、1人1つの個室を与えるのではなく、1つの部屋を有効活用するといいでしょう。

 

たとえば、6畳間を仕切って2人〜3人で使用するなどです。

2人であれば十分な広さですし、それぞれ勉強机や収納、ベッド(布団)も置けます。「ベッドなんて置けるの?」と思うかもしれませんが、二段ベッドを置けば、1つ分のベッドスペースで2人寝られるため、スペースを最大限広く活用できるのです。

このように、6畳間の部屋でも使い方によって、2〜3人の子供部屋として十分に使えます。

 

3-1.うまく仕切れない場合は窓やドアの増設も検討

 

ベッドをどのように配置するかは、部屋の形や窓の位置、出入り口の位置によって変わってきます。

6畳間の長辺の中央部分に窓があり、窓の反対型に出入り口となる引き戸がある場合は簡単です。

ベッドを真ん中に置けば部屋を2つに分けられます。もっときれいに仕切りたい場合は、ベッドに加えて家具や収納を置くといいでしょう。

窓が長辺部分ではなく短辺部分にある場合は、仕切るのが難しくなります。

ベッドで仕切ると、どちらかの部屋には窓がなくなり薄暗くなってしまうためです。

もし、窓に垂直に部屋を分けてしまうと、今度は細長くなってしまい使い勝手が悪くなります。このようなケースは、窓やドアを増設するとうまく仕切れるようになります。

ただし、それなりに予算が必要ですし、構造的な問題も解消しなければなりません。

そのため、予算などに無理がある場合は、無理して2部屋に分けるのではなく、部屋の半分は共有スペースにして、残りの半分を仕切って最低限のプライバシーを確保するといいでしょう。

 

3-2.3人で使う際は布団や増スペースを検討

6畳間を3人の子供部屋として使いたい場合は、さらに工夫が必要です。

この場合は、ベッドを諦めて布団にするか、押入れなどを壊してスペースを広げる選択肢があります。

ベッドではなく布団にすれば、3人分の勉強机や仕切りとなる家具・収納を置いたとしても対応可能です。寝る時だけ布団を敷けばいいため、最大限スペースを活用できます。

また、押入れがある場合は取り壊すことで1畳半近く部屋を広くすることが可能です。

さらに、6畳間に隣接したリビングなど削ることができれば、1畳〜1.5畳分増スペースして、6畳間を9畳近い広さまで拡充できます。

そうすれば、3人で分けても1人あたり3畳のスペースの確保が可能です。

3人で使う場合は、布団や増スペースを検討しましょう。増スペースの場合、多少のリフォーム費用はかかりますが、1人1つ個室をつくるよりも費用は安く抑えられます。

 

3-3.収納棚にベッドを収納してスペース確保

 

「どうしてもベッドが置きたいが、ベッドを置くとかなりスペースが圧迫される」

という場合に、ベッドを収納できる家具を使ってスペースをうまく活用した実例もあります。

勉強などをする際には、収納棚にベッドを折りたたみ、寝る時にはベッドを引き出し使用が可能です。布団と同じようにスペースを有効活用ができます。

ベッドを収納できる収納棚は、特注でオリジナルとして作っており、相応の費用はかかりますが、個室をつくる増築工事に比べると経済的です。

予算に余裕がない場合は、安易に個室を増やそうとするのではなく、さまざまな方法で既存のスペースを活用するようにしましょう。

 

 

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4.共有ロビーを設ける

 

親にとって子供は宝であり、できるだけ快適で不自由のない生活をさせたいと思うものです。

そのため、予算に余裕がない家庭でも

「自分たちの寝床やスペースはいいから、子供たちのためになんとかしてあげたい」

と考える親は少なくありません。

ところが、子供のためと思って子供部屋を与えてみても、あとで後悔することも多いようです。

子供たちは、自分専用の部屋ができることで部屋に閉じこもる時間が多くなり、家族のコミュニケーションの時間が少なくなってしまいます。

また、親の目が届かなくなるため、勉強などもしなくなり、どんどん身勝手で自堕落になっていくこともあるのです。

そして、ある程度の年齢になると「部屋に鍵をつけてほしい」とも要求してきて、なおさら家族間のコミュニケーションがギクシャクしてしまうケースもあります。

実際、「子供たちに個室を与えたのですが失敗でした。帰宅後、そして食事後はすぐに部屋にこもるので、ほとんど会話がありませんし、何をしているのかもわかりません」という声は少なくありません。

なかには、子供に個室を与えたにもかかわらず、子供部屋を撤去するためにリフォームをする家庭もあります。

しかし、1度個室を体験したあとに、兄弟・姉妹で雑魚寝のような生活に戻るのはなかなか難しいものです。

そこで、共有ロビーのある子供部屋をつくるのも1つの方法です。

2つ並んだ子供部屋を縮小して、廊下側に共有ロビーを設けるのです。

机や本棚を置けば勉強コーナーもできます。共有ロビーができることで開放感もありますし、コミュニケーションもとりやすくなります。

他にもいろいろな解決策はありますが、子供たちそれぞれに個室を与えるのではなく、共有ロビーのように共同で使わせる部屋をつくるのも有効な方法の1つです。

1部屋増やしたい場合の選択肢として検討してみるといいでしょう。意外に子供は個室よりも喜んでくれたりするものです。

このように、1部屋増やしたいと考える前に、

「本当に増やすべきか」

「問題は解消されるのか」

「子供や家族にとってプラスになるのか」

を確認してリフォーム内容を決めることが大事です。

ここで紹介したポイントや注意点を参考にして、家族全員が幸せになるリフォーム内容・計画を考えるようにしてください。

特に子供が小さいうちは、個室以外の選択肢を優先してみましょう。

 

 

私の体験談

 

最近では都心に住む方は、大半がマンションを購入しています。

マンションはどうしてもリフォームの幅が限られてきますし、自宅の大きさも100平方メートルもあるものは数少ないです。

それだけに、お子さんのスペースの確保に頭を悩まされる親子さんは多いです。

私がお話を聞いた中でも、同性のお子さんであったら一つの部屋を共有で使わせようと思っていたが、男の子と女の子が産まれてしまったので、ある程度年齢が行くと同じ部屋に生活させるのはやはり問題がある。

そのため別々の部屋を何とか作ってくれないかという相談を受けたことがありました。

結局そのご家庭ではロフトベッド的なものを新しく作り、寝るスペースと収納スペースを同時に確保したことで、8畳間を二つの子供部屋に改装できました。

お子さんはこのロフトベッド的なものを、秘密基地感覚で喜んで使われていたということをあとから聞き、こちらとしても大変満足のいく仕事になったことを嬉しく思っています。

子供ならではの、好みをリフォームに盛り込んで行くというのも、リフォームをする業者の腕の見せ所でしょうね。

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20年間の中で培った知識・経験からリフォームの成功の秘訣をお教えします。



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