目次
住みながら増改築リフォーム工事をするメリット
リフォーム工事のメリットは、引越さないで工事ができることです。
引越して工事をするとなると、引越の費用や仮住まいの費用がかかります。
何よりも荷づくりなどの引越作業や仮住まいを見つけなければならないなど、手間と時間がかかります。
その点、引越さずに住みながら工事をすれば、費用だけでなく、手間や時間も節約できるのです。
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住みながらリフォーム工事する方法は?
それでは、実際に引越さずに住みながらリフォーム工事をする場合、どのような方法で行うのかを見てみましょう。
キッチンのリフォーム
キッチンをリフォームする場合、システムキッチンの設置場所を移動させるなどの配管設備の大幅な変更がなく、システムキッチンを取り替えるだけであれば、1日で工事を完了させることもできます。内壁のクロスや床などを合わせて取り替えるとなると、少し日数がかかりますが、3日程度で済みます。
浴室のリフォーム
浴室をリフォームする場合、簡単なユニットバスの交換であれば、2日程度で工事が完了します。もちろんその間は、浴室を使用できませんので、近所の銭湯などを利用するなど、代替措置を考える必要があります。
内装やフローリングのリフォーム
内装やフローリングをリフォームする場合、生活空間を確保しながら工事する部屋を空けることで、ひと部屋ずつ工事することが可能です。全部屋のリフォームであっても、この方法であれば、住みながら工事を完了させることができます。当然、全部屋を一気にリフォームした方が費用を安く抑えられますので、費用が割高になることは覚悟しなければなりません。
住みながらリフォーム工事をするデメリット
住みながらリフォーム工事をするデメリットは、家族の精神的な負担とリフォーム費用が割高になることです。
修繕などの小さな工事では、住みながら工事をしても、生活環境にあまり影響しません。
しかし、増改築などの大規模なリフォームになると、多くの工事関係者が出入りし、大量の資材や設備を搬入しますので、いくら丁寧に養生をしたとしても、騒音や埃が発生することは避けられません。
常に工事現場と隣り合わせで生活することになりますので、家族の精神的な負担は計り知れず、相当なストレスを溜め込むことになります。
食事や寝る場所などの生活空間を確保しながら生活するのも、かなりの労力を要します。常に担当者と密に連絡をとり、いつ、どの部屋が使えるのかを、きちんと把握しておかなければなりません。
特に逃げ場のないマンションでの住みながらの長期間に及ぶ工事は、家族の精神的な負担は大きくなり、体調不良の原因にもなります。
家具や荷物が多い家の工事は、家具や荷物の移動が大変な作業になり、費用が嵩むだけではなく、工期も長くなってしまいます。
このような場合、トランクルームなどを利用して、当面の生活に必要ないものを一時的に預ける方法も考えられます。
別途費用がかかりますが、家具や荷物を移動させる作業量を削減できますので、リフォーム費用が安くなることもあります。
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2週間以上かかる場合は、引越して工事すべき!
住みながら工事をするか、引越して工事をするかを判断するにあたっては、費用が重要な要素ですが、何よりも家族の精神的な負担に配慮する必要があります。
一概にどちらが良いとは言えませんが、一般的に精神的苦痛は、2週間が限界ではないでしょうか。
工期が2週間以上かかる大規模なリフォーム工事では、引越して工事をする方をおすすめします。
ペットをどうするか?
リフォーム工事で思わぬトラブルを惹き起こすのが、犬や猫などのペットです。
犬や猫などの動物は、人間以上にナーバスな生き物です。知らない人が出入りしたり、騒音や埃が発生したりすることで、人間は我慢できても、動物には耐えられない苦痛になり、ストレスを溜め込むことになります。
1日中吠え続けたり、ストレスで病気になってしまうペットも少なくありません。
リフォーム業者にとっても、ペットは歓迎されるものではありません、ペットは業者泣かせだというリフォーム業者もいますので、工事中のペット対策について、事前に業者とよく打ち合わせるようにしましょう。
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ペットを工事現場から遠ざける
もっとも良い方法は、ペットを工事現場からできるだけ遠ざけ、工事現場に出入りさせないようにすることです。
精神的に大丈夫なペットでも、工事現場に出入りすれば、資材や工具などで思わぬ怪我をすることもあります。何よりもペットが近くにいると、工事の邪魔になります。
工事現場から遠ざけても、騒音や臭いに敏感に反応するナーバスなペットは、工事期間中はペットホテルなどに預かってもらうことも考えた方が良いかもしれません。
工事中にペットが惹き起こしたトラブル例
参考までに、実際の工事中にペットが惹き起こしたトラブルを紹介します。
注意ポイント
- 知らない人が入ってきたことに怯えた犬が職人に噛みついて怪我をさせた。
- 工事の騒音にナーバスになった猫がまったく餌を食べなくなった。
- 犬が1日中吠え続けたため近所からクレームが入った。
- 工事現場の外から引いていた電気配線コードを犬が噛み切ってしまった。
- 工事関係者が出入りした隙に犬が外に飛び出し、行方不明になった。
- 工事の排水が庭の池に流れ込み、池で飼っていた鯉が死んでしまった。
急いで契約してはいけない!
住みながら工事をするか引越しをするか、すぐに決めることは難しいですよね。
しかし、これはあまり良いことではありませんが、リフォーム業者が売上目標の達成などで契約を急がせることがよくあります。
私も、かつての営業マン時代、営業課長から「今月のノルマが達成していないから、何としても今月中に契約をとってこい!」などと発破をかけられました。
これは、あくまでもリフォーム業者側の都合で、お客さまとは関係のないことなのですが‥。
このような営業マンの口車に乗せられて、取り敢えず契約をしてしまったというケースは少なくありません。
しかしこのようなやり方は、営業マンとしてはタブーです。良くない営業マンの典型例だともいえますが、このような営業マンの方が営業成績は良かったりしますので、業者にとっては、一概に良くない営業マンとはいえないのです。
大手ハウスメーカーでは、強引な営業をする人は少ないですが、修繕などの訪問系の営業マンには、強引に営業する人がいることも否定できません。
特に外壁を専門にしているリフォーム業者には、強引な営業マンが多いのではないでしょうか。
あとで仕様を決めるのは追加工事の元
営業マンの口車に乗せられて、細かな仕様を決める前に契約をしてしまった場合、必ずと言っていいほどトラブルが起きます。
仕様については、契約前に入念に打ち合わせをして、きちんと決めておく必要があるのです。
営業マン時代にこんなことがありました。
他社とリフォーム工事の請負契約を締結したお客さまから相談を受けたのです。そのお客さまは、リフォーム工事を他社に800万円で発注したところ、追加費用として600万円必要だといわれたので、キャセンルを考えたようです。
追加費用の理由を尋ねると、契約前にまったく仕様を決めずに、契約後の打ち合わせで仕様を決めると、追加費用として600万円が必要になると言われたようです。
最初の800万円は、必要最小限のことしか決めていなかったことが、あとになって判明したようです。
このお客さまは、他社とのリフォーム契約をキャンセルしたのですが、契約金の100万円は返ってきませんでした。
結果的に100万円をドブに捨てたようなもので、もったいないことをしてしまいました。契約の際は、大まかな見積もりだけではなく、仕様の詳細まで決めておくことが重要だと、改めて思い知らされたケースでした。
リフォームショールームには契約前に行く
システムキッチンや洗面台などは、素材や仕上げなどによって値段に大きな差が出ます。見積もりでは、通常一定のグレードの中から選ぶことが記載されています。
もちろんこの中から選べば、問題はありませんが、実際にショールームなどで実物を見てしまうと、1つ上のグレードのものがほしくなったりします。
当然のことですが、見積もりよりも高いグレードのものを選んでしまうと、追加費用が発生します。システムキッチンなどの高額商品では、その差額も大きくなります。
契約前であれば、グレードを上げる代わりに、他の工事を削るなど、工事全体を見直して費用を調整することができますが、契約を結んでしまったあとでは、それもできません。
このようなことを避けるためにも、グレードによって金額に大きな差が出そうな設備は、契約前にショールームで実物を見ておく必要があります。
忘れがちなのがカーテンなどの付属品
窓を変更したり、内壁のクロスを替えたりすると、それに合わせてカーテンも替えたくなるものです。
予めこのような付属品を予算に組み込んでいれば、問題ありませんが、案外忘れがちになるものです。
部屋が新しくなっても、古いカーテンがかかったままでは、せっかくのリフォームが台無しになってしまいます。
工事完了後に慌てて買いに走り、思わぬ出費になることも少なくありません。
カーテンを新しくする場合、カーテン生地を購入すれば良いというわけではありません。窓を変更すると、カーテンレールも取り替えなければなりませんので、レールの取付費用なども発生します。
このレールも、デザインや材質によって値段に大きな差が出ますので、これらの付属品についても、リフォームの予算を立てる際、忘れずに組み込むようにしましょう。
どのようにして予算オーバーを解消するか?
そうはいっても、契約したあとになって、色々と膨らむことが多いのがリフォームです。
リフォーム計画の段階では、最初にリフォーム業者から見積もりをとって、相場を把握する必要があります。数社の見積もりを平均すれば、おおよそ費用が想定できます。
しかし実際には、これよりも1割~2割は、費用が増えるケースが多いようです。
というのは、リフォームの営業マンは、相場よりも安く見積もってくることが多いからです。
最初から高く見積もると、注文をとれないおそれがありますので、なるべく安めに見積もります。
例えば、500万円が相場の工事でも、「だいたい400万円から450万円ぐらいですね!」と、最初は安めに見積もるのが一般的なのです。
ですから、数社の見積もりを比較して相場が分かったとしても、これよりも1割~2割は増えると思って、予算を組む必要があります。
しかし、見積もり額が予算を超えてしまうケースが多いのもリフォームですから、その場合、どうすれば良いのかを考えてみましょう。
1つは、工事範囲を縮小する方法です。これができない場合、全体のグレードを落とすのが、もう1つの方法です。
リフォーム増改築のコストダウンの提案をしてもらう
手っ取り早く予算オーバーを解消するには、リフォーム業者に絶対に譲れない部分と予算の上限額を伝え、コストダウンの再提案をしてもらうことです。
例えば、取り替える予定の設備の中には、標準的なサイズを選ぶだけで価格が下がるものがあります。
内装などでは、施工や仕上げの方法を少し変えるだけで、値段に差が出るものもあります。
窓の位置を少しずらすだけのプランであれば、それを取りやめるだけで工事費用をかなり削減できます。
いずれにしても経験豊富なリフォーム業者であれば、コストダウンの様々なノウハウを持ち合わせていますので、いくつかのアイデアを提案してもらうのが良いでしょう。
ただしコストダウンには、それ相応のリスクが伴いますので、提案を受け入れる前にリスクの詳しい説明を聞いて、理解しておく必要があります。
リフォームの目的によってコストダウンの方法は異なる
緊急性のある修繕工事では、工事範囲を縮小することができません。コストダウンをするには、全体のグレードを落とすしかありません。
しかし、より良い暮らしを実現させる住環境のグレードアップを図るリフォームでは、全体のグレードを落とすよりも、工事範囲を縮小した方が満足度は高くなります。
どちらにしても、リフォームの目的によってコストダウンの方法が異なります。
コストダウンを検討する場合、リフォーム業者と十分に打ち合わせを行い、きちんと目的や要望を伝えて、悔いを残さないコストダウンを考えましょう。